【レースレポ】真冬にハーフマラソン走ったら、こうなるよね、、、

【レースレポ】真冬にハーフマラソン走ったら、こうなるよね、、、

いつまで待っても来ないから、途中でリタイアしたのかと思った

レース後、妻から言われた一言です。

今日はハーフマラソンを走ってきたのですが、その結果は非常に残念なものとなりました。

途中までルンルン気分のランニングが、後半は地獄のレースへと様変わり。

一体、何が起こったのか。

レースの結果をレポートします。

ハーフマラソン、走ってきました

こんにちは、Ryoです。

今日は、1月に毎年シカゴで開催される「F^3 Lake Half Marathon and 5K」に参加してきたので、そのレポートです。

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シカゴに来てからランニングに目覚めていた僕は、シカゴにいるうちに3回のハーフマラソンに出ることにしていました。

その1回目が今回のハーフマラソンです。

本当はフルマラソンを走りたかったのですが、アメリカにいるうちに開催されるフルマラソンがなかったので泣く泣く断念しました。

留学にいく方でもしフルマラソンを走りたいと思う方がいたら、日本にいるうちに忘れずにエントリーしておくようにしてください。

留学×マラソン
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ワールドマラソンメジャーズ:留学するならマラソンにチャレンジしよう【申込期限・エントリー方法】 こんにちは、Ryoです。 今回は、マラソンについて書いていきます。 留学とマラソン 留学は、日本から離れて他……

それでは、レポートスタートです。

結果→撃沈しました

結論から言いますと、今回のレースは大失敗でした。

今回のレースでの目標タイムは1時間40分切りでした。

それでは、結果を見てみましょう。

いやー、きついっす。。

目標には届かないどころか、練習より遅いタイムで非常に残念な結果でした。

どんなに遅くても1時間45分はかからないだろうと正直思っていました。

13キロ付近から急激にペースダウンしてしまったのですが、そこからはもう走り切ることに精一杯で、非常に辛かったです。

周りにもガンガン抜かされて、絶望を味わいました。

あまりに悔しすぎて、ゴール後ガチ泣きしました。

11月に10キロのレースに出たのですが、その時のタイムが約45分だったので、そこから考えて目標を設定しました。

予定されている3回のレースは、1月、4月、6月にあります。

1月のレースでまずは1時間40分を切り、4月か6月のレースで1時間30分切りを果たして、日本に帰ってからフルマラソンに挑戦したい。

そのようなプランを描いていました。

しかし、結果は1時間48分32秒。

1時間40分のペースメーカーに大きく話され、不本意な結果でレースを終えることとなりました。

大学の不合格だったり、英検3級に落ちたことだったり、教授に当てられて大失敗した話など大抵の失敗エピソードを曝け出すことには慣れていたのですが、こればっかりはさすがに公開するのを躊躇します。。

その時の話はこちら
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【シカゴ大の現実】とりまアメリカに留学してみたけど、俺が一番英語喋れねえよ、、 こんにちは、Ryoです。 とりまアメリカに留学してみたけど、俺が一番英語喋れねえよ、、 今回はこのタイトルで……

レース詳細

今回のラップタイムは下記の通りです。

最初の10kmは47分30秒から48分くらいと考えていたので、ここはプラン通りでした。

しかし、少し前を走っていた1時間40分のペースメーカーの姿が徐々に遠くなり、目標ペースを守れなくなってきます。

異変を感じたのは13km付近で、そこから完全に力が入らなくなり、大きくペースダウンしました。

そこからはペースアップはおろか、走り続けるだけでも精一杯になってしまいました。

4分45秒あたりで刻んでいたラップはどんどんペースダウンし、最終的にはキロ6分もかかってしまいました。

練習で何度も20kmを走っていたのですが、キロ6分かかったことは一度もありません。

完全にエネルギー切れの失敗レースとなりました。

3つの反省点

結果が出なかった原因ですが、自分の分析では主に下記の3つです。

練習不足

まず、1つ目はそもそも練習不足だったということですね。

1月は寒すぎて、全然走っていませんでした。

毎日−10度の生活が続くので、寒さを言い訳にして全然走っていませんでした。

最近の月間走行距離はこんな感じです。

  • 10月: 約150km
  • 11月: 約350km
  • 12月: 約170km
  • 1月: 約60km

リアルに走れていません。

月200はコンスタントに走りたいのですが、1月は月間100kmも走っていません。

それもそのはず、1月はずっと-10℃以下の日々が続いていたので、寒くて走れませんでした。

キプチョゲ先生のお言葉
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やる気が出ない時はキプチョゲ先生の言葉を思い出す こんにちは、最近ランニングをサボっているRyoです。 来週末にハーフマラソンに出ることになっているのですが、この頃……

11月の走り込みで足を痛めてしまったこともあり、痛みが出ないように様子を見ていたのですが、それでも練習が不足しすぎていたと思います。

完全にスタミナ不足でした。

とはいえ、レース1週間前に20kmを走った時には、キロ5分で問題なく走れていました。

1時間40分切りは難しいかもしれないが、1時間40分から50分の間で走り切れるのではないか。

そんな感じで考えていました。

結果として、その通りにはなったのですが、途中でペースダウンしてのこの記録というのは完全に不本意です。

練習でも一度も大きなペースダウンというのはありませんでした。

レース終盤で後ろから走ってきた人にバンバン抜かされるのは本当に辛い経験です。

ペースメーカーの少し後ろで走ったこと

2つ目の失敗は、ペースメーカーの少し後ろを走ったことです。

このレースでは1時間30分から10分刻みでペースメーカーの人が走ってくれていたのですが、僕は1時間40分のペースメーカーについていく形でレースを進めました。

最初のうちはむしろペースメーカーのペースが遅いと感じるくらいだったのですが、ペースメーカーには少し前にいてもらって追いかける形で走った方が気分的に楽だなと思って、ペースメーカー付近に集まっていた集団にはつかず、2-30mほど後ろを走っていました。

序盤はペースメーカーと距離を保ちながらもほぼ同じペースで走っていたので、余裕があれば追い越せるだろうと思い特に問題はありませんでした。

途中でペースメーカーを追い抜くことも考えましたが、とりあえず10kmまでは余裕を持って走ろうと我慢することにしました。

そんなこんなで自分ではのんびり走っていたつもりだったのですが、10km付近でペースメーカーの背中が少しずつ遠くなっていることに気づきます。

最初は余裕だったからいいのですが、10kmも走ってくるとさすがに疲れてきて、距離が空いてしまうと追いつくのが難しくなってしまいます。

そこで、今のうちにペースメーカーに置いついておこうと少しペースを上げました

結果的に、これがいけなかったのだろうと思います。

ペースメーカーにピッタリついて走っていれば、ペースを上げることなくイーブンペースで走ることができたと思うのですが、ペースを上げたことにより余計な力を使ってしまいました

その結果、後半を走る体力がなくなってしまったのだと考えています。

水分補給の失敗

また、3つ目の失敗として水分補給に失敗したことが挙げられます。

水分補給を全くしていなかったかというとそんなことはなく、むしろ給水ポイントではしっかり水をもらって飲んでいました。

水分不足になるといずれペースダウンすることはわかっていたので、別に喉が渇いていなくても飲んでおくのが大事だと考えていたからです。

ただ、問題があるとしたら飲んでいる量で、給水ポイントで水をもらっても走っている途中の水を飲むのは難しく、1口程度しか飲んでいませんでした。

実際、練習で20kmを走っていた時はほとんど給水をしなくても走り切ることができていたので、多少水分を摂らなくても問題なかったはずです。

しかし、レース当日はいつもに比べて気温が高く(約5度)、その上日差しも強かったので、自分の想定以上に水分が奪われていたのだと思います。

いつでも給水できるようにと、自分で作ったドリンクを腰につけて走っていたのですが、こちらは一回取り出すとしまうのが難しいため、結局1回も飲みませんでした。

手に持って走ってもいいので、適度に給水しておくべきだったと思います。

エナジージェル

エネルギー切れを防ぐために、エナジージェルも持って走りました。

11km付近で半分摂取し、14kmあたりで残りを摂取しました。

しかし、エネルギーが回復することはありませんでした。

レースでは、13kmあたりで体に力が入らなくなり、急激にペースダウンしてしまったので、そのあたりから脱水症状に近い状態になっていたのではないかと思います。

給水ポイントでもらった水はしっかりと飲んでおくべきでした。

レースレポ

以上が、私が考える3つの失敗です。

それらを踏まえた上で、実際のレース状況を振り返ってみたいと思います。

スタート〜5km:非常にリラックスした走り

スタートは、目標とするタイムゾーンに自分で向かう方式でしたので、1時間40分のペースメーカーがいるゾーンに入りました。

かなり前の方の位置を取れましたので、スムーズにスタートすることができました。

基本的にはペースメーカーについていくというプランでしたので、ペースメーカーの少し後ろを走ることにしました。

ペースメーカーについていけば目標達成ということになるので、時計はあまり確認せず、2、3回確認する程度でした。

4分45秒あたりで走っており、設定した通りのペースで走ることができました。

この区間はかなり余裕がありました。

当初の想定では、極力ゆっくり走ってキロ5分くらいになっても問題ないと考えていたのですが、かなりリラックスした状態でも4分45秒ほどで走れていたのでかなり調子がいいと感じていました。

ペースメーカーを追い抜いて自分のペースで走ることも考えましたが、ペースを上げるのは10kmを超えてからにしようということでゆっくりと走ることにしました。

5km〜10km:ペースメーカーとの距離を保ちながらラップを刻む

この区間も非常に余裕を持って走ることができました。

時折ペースメーカーとの距離が離されることもありましたが、それほど苦労することもなく距離を詰めることができ、ほぼイーブンペースで走れていました。

10kmの通過は48分ちょうどくらいでしたが、これもほぼ設定通りで特にオーバーペースと感じることもありませんでした。

残り半分も頑張れる。

10kmを過ぎたあたりではそのように考えていました。

10km〜15km:徐々にペースメーカーが遠くなり、13kmで急激にペースダウン

10kmを過ぎたあたりから、徐々にペースメーカーとの距離が開いていることに気づきました。

まだ追いつけない距離ではないですが、少し頑張らないと追いつけないなくらいの距離です。

後半どんどん疲れることを考えていくと、今のうちにペースを詰めておかないとまずいと思い、少しペースを上げました。

しかし、思ったより距離は縮まらず、徐々に呼吸も苦しくなってきました。

異変を感じたのは13km付近です。

この辺りから体に力が入らなくなり、徐々にラップが遅くなり、キロ5分かかるようになってしまいました。

キロ5分はまずい、なんとか4分台に戻さないと。

ペースを上げようとしましたが、体に力が入らず、どんどんペースは遅くなっていきました。

ペースメーカーの距離はどんどん遠くなり、この時点で1時間40分切りは難しいと考えました。

なんとかキロ5分で刻んでいきたいと思いましたが、ペースはどんどん遅くなり、前の人にすらついていくことができなくなりました。

あと8kmもあるのか。。

走り切ることすら精一杯だと思うようになり、メンタル的にも苦しくなってきました。

15km〜ゴール:最後の力を振り絞り、ゴールに傾れ込む

その後はずっときつかったのですが、15kmあたりからさらにキツくなりました。

なんとか走れている状態なのに、あと6kmもあるのは長すぎる。。

思うように体が動かず、フラストレーションが溜まっていきます。

どこで間違ったんだろう。。

もはやスピードを上げるのは無理なので、そんなことばかり考えながらタラタラ走っていました。

この区間では、後ろの人にバンバン抜かされました。

キロ5分で刻んでいる人たちの中にキロ5分半~6分で走っている人がいたら、そりゃあ抜かされますよね。

最後の3kmではペースを上げてスパートをしよう。

レース前はそう考えていましたが、ペースが上がることはありませんでした。

妻と子供が応援に来てくれていたのですが、僕が来るのがあまりに遅いので、「途中でリタイアしたのでは?」と心配していたそうです。

1時間40分を目標にしていることはあらかじめ伝えていたのですが、そのくらいの時間になっても全然来ず、逆に僕より明らかに遅いであろう人が先にやってくるのを見て心配になっていたそうです

当然ですが、ゴール直前はもうフラフラなので、いいところを見せることはできず、タラタラとジョグより遅いペースで進むところしか見せることはできませんでした。

悔しいですね、、

最後の力を振り絞り、フラフラになりながらゴール。

なんとか1時間50分は切ることができた。

そんなレースでした。

あまりの不甲斐なさにガチ泣きしました

キロ5分7秒というのは練習以下のペースですし、イーブンペースでこの記録ならまだしも途中で完全にバテてこの記録というのは、完全にメンタルがやられました

練習では一度も途中でバテることはなかったのに、なんで本番でこんなことになってしまったんだろう。

レース後は意識が朦朧としていたので、原因など深く考えることはできず、ただただ無力な自分に絶望するだけでした。

自然と涙が溢れ、人目を憚らずガチ泣きしてしまいました。

シカゴでハーフマラソンを走れるのは3回だけなので、その1回を無駄にしてしまったということが非常に悲しかったです。

練習でタイムを測ることはできますが、公式な記録が残るレースでうまくいくことが達成感につながります。

あと2回のレースで1時間30分を切ることはできるのだろうか。。。

不安が残る結果となりました。

目標は絶対に達成して日本に帰ります!

とまあ、いろいろ書きましたが結局は練習不足であり実力不足なので、切り替えて練習することにします。

終わった結果はどうにもできないですからね。

2回目の失敗は許されないと思うので、次はしっかり準備してバテないレースをしようと思います。

一応自己ベストです

ハーフマラソンは今回が2回目なので、この結果は一応自己ベストです。

1回目は司法修習の時に走ったのですが、オーバーペースで走ってしまい、途中から歩くことしかできませんでした。

止まらずに走り切れただけでも前回のレースから進歩はしています。

ただ、いくら自己ベストとはいえ、満足のいく結果ではありませんでした。

なんとか目標を達成して、気持ちよく日本に帰りたいと思っています。

なので、シカゴにいるうちに絶対1時間30分切りを果たして、日本に帰ります。

残る2つのレースも終わったら結果報告をする予定ですので、楽しみにしていてください。

ちなみにシカゴ大学に来るまでのストーリーはこちら。

シカゴに来るまでの物語
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それでは! 最後までお読みいただきありがとうございました

プロフィール

Ryo

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こんにちは、Ryoといいます。 このブログは留学記です。 このブログのテーマは、『日本にいたらできないようなチャレンジをする』こと。 留学で経験したこと、考えたこと、感じたことをレポートします。 このブログの目的は3つあります。 人脈を増やすこと 学んだことをアウトプットすること ブログを継続すること このブログが少しでも皆様の役に立ってくれたら幸いです。

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