- 2024年2月7日
こんにちは。
今回は、IELTSのスコアが上がらない時にやるべきことを3つ紹介したいと思います。
というのも、このブログを書いてからIELTSの問い合わせを受けることも多く、スコアが上がらなくて困っている方にぜひ試してほしいと思ったからです。
最初に結論を言うと、試してほしいことは以下の3つです。
- 受験会場を変える
- 再採点を申請する
- 試験を受ける間隔を短くする
僕は、海外留学経験のないいわゆる純ジャパでしたが、3ヶ月でOverall 7.5を達成することができました。
最終的には全セクションで7.0以上を達成しています。
勉強法や戦略については下記記事もご覧ください。
受験会場を変える
1つ目は、受験会場を変えるということです。
IELTSを運営している団体は複数あって、代表的なものはidp、British Council及び英検です。
idp系列だと、IDP東京テストセンターとJSAF東京があります。
British Council系列では、British Councilとバークレーハウス東京があります。
この中から、自分にとって相性の良い試験会場を見つけることが大事です。
僕の場合でいうと、最初はずっとidp系列で受験していたのですが、なかなかspeakingのスコアが7.0になりませんでした。
そこで、British Council系列に変えて、最終的にspeakingのスコア7.0を達成しています。
特にSpeakingとWritingは人が採点するものなので、試験官によって採点のズレが生じる可能性があります。
idp系列とBritish Council系列(もしくは英検会場)でどれが自分と相性がいいか、それぞれ比べてみるといいと思います。
私の個人的なおすすめはバークレーハウス東京です。
試験の成績とは関係ないのですが、受験生にとっていろいろな配慮をしてくれる会場だと感じました。
具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 受験中使用できるボールペンと水をプレゼントしてくれること
- Speakingまで勉強できる自習会場を用意してくれること
- 試験後に飲み物をくれること(僕の時はコカコーラ、綾鷹、爽健美茶の中から一つ)
試験会場も綺麗なので、僕的には一押しでした。
もっとも、私が最終的なスコアを達成したのはBritish Councilです。
British Councilの試験会場は狭く、少人数で行います。
パソコンでやることは変わらないのですが、問題の表示形式が若干他の会場と違います。
Speakingの試験官はイギリス人の方が多かったです。
私のIELTSのスコアは下記をご覧ください。
再採点を申請する
次に試してみたいのが、再採点(Enquiry on Results)の申請です。
試験結果に疑問がある場合、試験日から6週間以内であれば再採点を申請することができます。
再採点を希望するパートは自分で選ぶことができます。
ReadingとListeningは機械的に採点されているはずなので、基本的にはSpeakingかWritingの再採点を申請することになると思います。
再採点の申請をする場合、手数料として15,000円(税込)がかかります。
これは、再採点の結果スコアが変更されれば全額返金されます。
そのため、積極的に試してみるべきだと思います。
特に、スコアに納得がいかない時にはぜひ試してみてください。
僕のIELTSのスコア推移の記事を見ていただければわかると思いますが、再採点によって結構スコアは変わります。
申請前のスコアにもよりますが、大体0.5~1.0ほど変わります。
最終的に全セクションで7.0を達成した時も、再採点後の結果でした。
ちなみに、僕はidp系列よりもBritish Council系列で試験を受けることをお勧めしています。
なぜかというと、再採点の結果が出るまでに時間に違いがあるからです。
British Council系列の場合には、早い時であれば翌日には結果が出ます。
しかもインターネットで確認できるので、結果がすぐにわかります。
一方、idp系列は結果が出るのに約2週間かかります。
結果は郵送されるので、再採点の結果がわかるのにかなり時間がかかります。
再採点にかかる時間という観点から、最終的に僕はBritish Council系列メインで試験を受けていました。
試験を受ける間隔を短くする
最後におすすめしたいのが、試験を受ける間隔を短くするということです。
つまり、ガンガン試験を受けましょうということです。
基本的に試験というものは、慣れが大事です。
IELTSにしてもそうですが、スコアを上げるためには英語力を上げようという発想ではなく、試験の特性を把握してスコアを上げようという発想の方がいいと思います。
英語力を上げることはもちろん大事ですが、短期間でスコアを上げるためには試験に慣れるということが一番大事です。
これは僕が受験していてすごく感じたことで、特にReadingとListeningは受験を重ねるごとに点数が上がります。
なぜかというと、試験の形式に慣れるからです。
Readingの試験では最初は問題文を読むのに時間がかかっていたのですが、10回ほど試験を受けると、時間が足らなくなるということはほぼなくなりました。
なぜなら、問題作成者がどのように問題を作成しているのかがわかるようになったからです。
Readingで大事なことは2つあって、1つが基本的に上から順番に答えが出てくること、各段落に1つは問題の答えがあるということです。
なので、これが分かった後はあらかじめ問題を見て、それから問題文を読んで答えを探すというやり方をしていました。
この段落にはこの問題の答えがあるのではないかと予想しながら読んでいくことができるようになったわけですね。
どこに答えがあるか全くわからない状態で問題文を読むのと、答えがありそうなところを予想しながら問題文を読んでいくのでは読むスピードや解答のスピードが全く違います。
Readingの点数を上げるために単語帳をやる人もいるようですが、それよりも問題形式を研究した方がいいと思います。
やはり試験に直結する形で勉強する方がスコアも上がりやすいです。
Listeningも同じで、やればやるほど問題に慣れてきます。
僕の場合は、試験慣れすることで聞き取れなかったところをすぐに諦めることができるようになりました。
Listeningの問題数は40問ですが、7.0を取ろうと思ったら30-31問正解することが必要です。
逆に言えば、10問くらいは間違えて問題ないということです。
ILETSの場合は問題文を聞きながら、複数の問題に答える必要があります。
そのため、一度見失ってしまったらその後の問題の答えが全て聞き取れなくなってしまうという事態に陥る可能性があります。
これは絶対に避けないといけないので、問題の答えが聞き取れなかった場合、その問題は即座に捨てて次の問題に意識を向けることが大事です。
全ての問題に正解しないといけないと思っているとどうしてもわからなかった問題を考えがちになってしまいます。
そのような時に、間違えても大丈夫という気持ちでいられるかはとても大事です。
このように、試験慣れすることで問題が解きやすくなります。
ただし、そのような試験慣れは長くは続きません。
僕の感覚で言うと、試験を受けてから1-2週間経つと前の試験の時のことは忘れてしまうと思います。
したがって、スコアアップを本気で目指す場合、1-2週間に1回のペースで試験を受けることが望ましいと思います。
ダラダラと試験を受けていてもあまり意味がなく、短期間で目標とするスコアをとってしまった方がいいです。
結局は試験ですので。
英語力は日々の勉強で継続的に向上させていけばいいので、IELTSのスコア獲得を目標とする以上、試験に集中して短期間で目標を達成させることが心理的にも楽です。
僕の場合、最終的には4日連続で試験を受けたりしていました。
その時は、4回中3回でOverall7.5を達成し、Readingも3回8.5を取っています。
さすがに4日連続は疲労も溜まるのでおすすめしませんが、間隔を空けずに試験を受けると点数が上がりやすいと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
上記のことを意識することで、0.5-1.0くらいのスコアアップは割と短期間で達成できると思います。
試験は情報戦です。
どの会場がいいのか、どのように問題は出題されるのか、スコアを上げるためにどのような方法があるのか。
単純な英語力よりも、試験に関する情報をどれだけ持っているかでスコアが変わってしまうという側面があります。
僕も、IELTSのスコアアップを目指す中で試験そのものについて相当研究しました。
IELTSは英語の試験と最初から割り切っていたので、純粋に英語力を上げるよりもどのようにスコアを上げるだけを考えてやっていました。
英語力に不安がある人に特に効果があると思いますので、ぜひ試験そのものを研究してほしいと思います。
上記に書いた以外にもいろいろ細かいテクニックがあるのですが、それを聞きたい方はぜひLINEで聞いていただければと思います。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです!
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プロフィール
Ryo
こんにちは、Ryoといいます。 このブログは留学記です。 このブログのテーマは、『日本にいたらできないようなチャレンジをする』こと。 留学で経験したこと、考えたこと、感じたことをレポートします。 このブログの目的は3つあります。 人脈を増やすこと 学んだことをアウトプットすること ブログを継続すること このブログが少しでも皆様の役に立ってくれたら幸いです。