授業で教授の質問にうまく答えられなくてクソ悔しいし、めっちゃモヤモヤしてる

授業で教授の質問にうまく答えられなくてクソ悔しいし、めっちゃモヤモヤしてる

こんにちは、Ryoです。

タイトルにある通りなのですが、今めっちゃモヤモヤしてます。

理由は、授業で教授に質問されたことにうまく答えられなかったから。
さらに言えば、教授の質問に対して逃げようとしてしまったから。

逃げようとした自分にめっちゃ腹立ってる。

悔しさで頭の中いっぱいになっているので、一旦整理するためにブログに書いておこうと思った次第です。

それは、ブロックチェーンのセミナーの授業です。

この授業では、Canvasと呼ばれるサイトでDiscussionすることが求められます。

予習で読んだ資料に関して、気になったことを質問として投下したり、他人が投下した質問に対して自分の考えを述べることが求められます。

そして、それらを教授が授業中にピックアップして、生徒がそれを授業で説明するということをやっています。

今回の授業のテーマはDeFi (Decentralized Finance、分散型金融)でした。

ブロックチェーン技術を活用した新しい形の金融サービスですね。

わかりやすくいうと、ブロックチェーンをどのように金融の分野で活かせるかを議論しています。

その中で、DeFiと法規制がテーマになりました。

ブロックチェーンを活用した分散型システムを構築することで金融サービスはもっと便利になると思われるが、システムの複雑さや十分な法規制がないことために実際にはそれほど広がっていない。

システムの利用のために適切な法規制を施すことは大事だと思うが、それをどのように行なっていくべきか。

誰かしらがシステムをより便利になるよう改善する必要があるのだが、それで何か問題が起こった際にその責任をプログラマーに負わせるべきかということが議論になっていました。

そこに対して、僕はプログラマーに責任を負わせるのは現実的ではないという意見を述べました。

それに対して、なぜそう思うのかをいうことを教授から質問されたわけです。

僕としては、色々言いたいことがありました。

  • プログラマーはコードを生成することはできるが、作ったコードやプログラムがどのように使われるかまでコントロールできるわけではない。彼らの意図しない使い方がされた際、その責任を負わせるのは不合理だ。
  • そもそもDeFiは分散型ネットワークであり、作られたシステムは人々のネットワークによって維持管理されるものだ。それを個人の責任にしてしまうのは公平ではない。
  • DeFiシステムの欠陥に対し誰に責任を負わせるかということについて、十分な法的枠組みが整備されていない。急速に進化しているテクノロジーに対して、合理的な基準を確立するのは難しい。

などなど、言いたいことは色々あります。

日本語であれば。

それを英語で説得的に主張するだけの能力が圧倒的に足りていません。

頭の中に言いたいことは浮かんでいるんだけど、でもそれは日本語で、それを英語にする必要があって、でも今別のことを喋っているからそれもきちんと言わないといけないし、でも次しゃべることも準備しないといけないし。

頭の中はパニックです。

何とか自分の言いたいことを説明したところ、教授は次の質問を投げかけました。

でも、ミームコインの場合はどうだろう。
ミームコインには正しい目的で作られきちんと運営されているものもあるが、短期的な金儲けのためにポンジスキームのように使われる場合もある。
そういった詐欺的なミームコインが作られた場合、クリエイターが責任を負うべきではないだろうか。

確かに、、と思いつつも自分の意見を述べないといけません。

確かにそういう状況ではクリエイターが責任を負わないといけないでしょう。
今の段階ではクリエイターがどのような場合に責任を負うかは状況次第としか言えません。
DeFiの状況は複雑で、僕がその内容をあまり理解できていないためにうまく自分の意見をまとめきれていないかもしれません。

短時間で自分の意見をまとめ切ることはできなかったので、システムの複雑さを言い訳に逃げようとしたのですが、これがいけませんでした。

確かにシステムやそれに使われているテクノロジーは複雑かもしれない。
でも僕らはそれを議論しているわけではなく、法的な側面を議論している。
予習の資料もあったわけだし、法律家として法的な側面の議論はきちんと理解しておくべきだと思うけどね。

教授はそのように述べて、僕への質問を終えました。

やっちまった。

教授が期待するレベルの受け答えができなかったことは明らかでした。

LLMのカリキュラムも半分を過ぎた頃、多少は英語が理解できるようになってきたと思っていた僕にとって、うまく受け答えできなかったことは結構ショックでした。

何でいつまで経ってもできるようにならないんだろう。

授業中も授業の後も、ずっとモヤモヤしていました。

あーーー、悔しい!

今でもずっとモヤモヤしています。

授業の前にもっとしっかり準備しておくこともできただろうし、発言している時も中途半端に逃げようとせずもっと話せばよかった。

自分の不甲斐なさにめっちゃ腹立つ。

日本語だったら、ちゃんと喋れるのに。

今回のことに限らず、そう思うことはたくさんあります。

お前らも日本語で議論してみろよ。
どうせ全然喋れないんだから。
言いたいことが外国語で伝えられない気持ち分かれよ。

そう愚痴りたくもなります。

ただし、忘れてはいけないのが自分はそれができると認められているからこそ、ここにいるのだということ。

大学院レベルの教育を理解できるレベルの英語力があり、大学院で行われる授業に貢献できる能力があると思われているからこそ、自分はここにいることを許されているのです。

その能力がないと思われたなら、そもそも自分はここにいないのです。

認められているからこそ、努力しなければいけない。

それを忘れてはいけません。

言葉が通じるぬるい環境にいたいなら、そこに留まっていればいい。

自分はより成長したいからこそ、コンフォートゾーンを飛び出し、あえて厳しい環境に身を置いているということを忘れてはいけません。

まじでもっと頑張れよ。

お前が選んだ道だろうが。

下記記事でも書きましたが、僕はもう30歳で若くはありません。

どれだけ辛くても、この1年は頑張る
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ハーバードMBA留学記を何度も読み返し、自分に負荷をかける こんにちは、Ryoです。 僕には、アメリカに来てからも何度も読み返している本があります。 それが、岩瀬大輔さ……

ここで頑張れないようでは自分に未来はないです。

挑戦することを恐れ、自分を守るようでは誰からも期待されることはないでしょう。

大体、「再起不能以外の失敗」にいちいち一喜一憂している暇なんてないんです。

留学生活短いんだから。

授業でうまく話せなかったという経験なんて、改善点しかないんだし、落ち込むのではなく一つ一つ問題点を解決していけばいいのよ。

予習の資料を読み込んで理論武装していくのも手だし、話す内容をあらかじめ考えて授業に臨むのも手だし、関連書籍を他にも読んで知識をつけるのもあり。

何もやらないのが一番の失敗なのです。

  • 挑戦を恐れて、日本にとどまろうとしている。
  • アメリカに来て、努力しようとしない。
  • 不貞腐れて、家で寝ている。
  • 忙しいことを言い訳にして、何もやらない。

これじゃあ、あかんよ。

せっかく教授が、「このままじゃダメだよ」というメッセージを出してくれたんだから、もっと喜ばないと。

楽なことに逃げちゃダメ。

後々の成長につながることに、時間を使わないと。

だって、受けたダメージなんてどうせ忘れるから。

1週間もしたらすっかり忘れてます。

人間なんてそんなもんですよ。

ダメージは、成長の証拠。

その時はメンタルやられるかもしれないけど、そんな一時の感情で心折れる必要はない。

でも、1週間したら忘れるということは、この悔しさも忘れてしまう可能性があるということ。

だから、僕はこの悔しさを忘れないためにこうやって記事に書いています。

「できていない」というのが現状。

それは忘れてはいけない。

ここから努力して、這い上がれるか。

それが試されています。

留学というのは、自分にとってものすごく大きなチャレンジでした。

何なら、人生で一番大きいチャレンジかもしれません。

挑戦しようという思いは、人生の中でそう何度も生まれるものではないので、簡単に心折れるわけにはいきません。

せっかくつかんだチャンスなので、挫けることなく前に進み続けたいと思います。

そうしないと、人生も面白くならないんでね。

だいぶ熱くなってしまいました。

でも、これで僕の悔しさが伝わってくれていたら嬉しいです。

これを読んでくれた方、留学はやっぱりやめようとか絶対思わないでくださいね。

高い金を払って、辛い経験をしに行く。

それが留学なんで。

お金を払って楽しい経験をするのもまた貴重ですが、それではあまり成長はないです。

僕がアメリカに来て一番楽しかったことは、カリブ海のクルーズ旅行です。

世界最大のクルーズに乗り、カリブ海を一周しました。

家族3人で100万以上かかりましたが、それでも後悔しないくらい最高の体験でした。

でも、それで自分が何か成長したかというと、成長はほとんどないです。

あー楽しかった。

でもそれで終わり。また乗りたいなってくらい。

悔しかった、頑張ろうとはなりません。

それよりも、今回の経験の方がよっぽど頑張ろうってなります。

人生は、矛盾しているなと感じます。

筋トレすると、自分は弱いなって思うのに、実際には強くなっている。

ランニングすると、自分は遅いなって思うのに、実際には速くなっている。

留学すると、自分は全然英語できないなって思うのに、実際にはできるようになっている。

つまり、自分ができないと思える環境に飛び込まないと、できるようにならないってことです。

だから、挑戦しましょう。

別に留学に行けと言っているわけじゃないです。

留学はお金がかかりますからすぐには無理という人も多いはずです

だけど、英語の勉強を始めてみたり、資格の勉強をやってみたり、ブログを書いてみたり。

そういった小さい挑戦は誰にでもできます。

できることばっかりやるんじゃなく、できないことに果敢に挑戦していく。

そういう人がもっと増えたら面白いと思うし、日本も強くなるんじゃないかって思います。

ゲストスピーカーは豪華です

余談ですが、今回のブロックチェーンの授業にはコラムニストであるMatt Levineが来ました。

日本だとあまり知っている人はいないかもしれませんが、Bloombergでファイナンスに関するコラムを書いており、Wall Street JournalやCNNでも記事を書いている超売れっ子です。

ハーバード大学を卒業し、イェール大学ロースクールを卒業しているというスーパーエリートです。

最初は弁護士になりましたが、そこからコラムニストに転身しました。

彼の話を聞きましたが、何というかめちゃくちゃ頭がいいなと思いました。

特徴的なのが、質問をされた際、答えるまでに数秒考えるところです。

まるでコンピューターが演算しているかのように、目をキョロキョロさせながら何を話すべきか考えている。

一瞬のうちに頭の中にいくつものアイデアが浮かんできて、どれを話すのが最適か考える時間が必要なんだろうと思いました。

あまりに頭の回転が早すぎるので、逆に整理する時間が必要ということですね。

真に頭がいい人ってこうなるんだと思わされました。

これほどの大物ゲストから話を聞ける機会はそうそうないので、この授業をとってよかったなと思っています。

普段会えることのない人がきて話してくれるのも、優秀な学生が揃うロースクールという環境だからこそですね。

また、面白いゲストの話があったら報告します。

プロフィール

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こんにちは、Ryoといいます。 このブログは留学記です。 このブログのテーマは、『日本にいたらできないようなチャレンジをする』こと。 留学で経験したこと、考えたこと、感じたことをレポートします。 このブログの目的は3つあります。 人脈を増やすこと 学んだことをアウトプットすること ブログを継続すること このブログが少しでも皆様の役に立ってくれたら幸いです。

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