20代最後の1年間、あなたなら何をしますか?
かっこいい親になるために、あなたなら何をしますか?
この2つの問いに対する僕の答えは、「留学準備」でした。
留学かあ。。
うんうんと頷く人もいれば、なんで留学?と首を傾げる人もいるでしょう。
1年前の僕は後者でした。
留学なんてして、意味あるの?
別に留学なんて、行かなくてもいいじゃん。
仕事で疲れ切っていた僕は、プライベートの時間をゲームに費やすほど無気力でした。
頑張ろうにも、やる気が出ない。
そんな僕が、今やアメリカのロースクールで勉強しています。
無気力だった僕が、いかにして留学を目指すに至ったか。
今回は、そんなお話しです。
ちなみに僕のプロフィールはこちら。
はじめに
こんにちは、Ryoです。
アメリカに来てから半年ほど経ちました。
シカゴ大学は3学期制なのですが、すでに秋学期が終わり冬学期に突入しています。
予習に追われる毎日で忙しいですが、とても充実しています。
今でこそアメリカ生活が当たり前になっていますが、昔は留学することなど到底想像もできませんでした。
というのも、昔は仕事に追われ、家に帰ったらストレス発散にゲームするというぐうたらな日々を送っていたからです。
「俺って、このままでいいのかなあ、、」
なんてことを思いつつも漫然と過ごしていました。
そんな僕がなぜ留学することになったのか。
当時を振り返ってみたいと思います。
2022年12月:ポケモンにハマり始める
話は、2022年の12月から始まります。
広島で年末を過ごす
2021年の仕事を終え、少し長めの冬休みをとっていた僕は、家族と共に父親の実家である広島で過ごしていました。
広島で年を越すのが毎年の恒例行事となっています。
当たり前ですが、親族と過ごしていても(楽しいけれども)暇なんですね。
祖父母と会えるのはいいのですが、特に何もすることがないので、親戚みんなで集まってテレビを見たり、ご飯を食べたりして過ごすことが多いです。
ポケモンの最新作を弟と妹に買ってあげた
当時、ポケモンの最新作である「スカーレット」と「バイオレット」が発売されたばかりで、従兄弟との間でも話題になりました。
とはいっても、僕はポケモンをやったのは小学生の時の「エメラルド」が最初で、その後「ダイヤモンド」を途中でやめるくらいだったので、特にポケモンにハマっていたわけではありません。
なので、僕がポケモンをやりたいというより、弟と妹がやりたがっていたので、彼らのためにソフトを買ったという感じです。
弟に「スカーレット」、妹に「バイオレット」を買いました。
なぜか自分がハマる
ところが、妹はiPadで絵を描いていて、いつまでもゲームを始めないので仕方なく僕が「バイオレット」を進めることにしました。
やり始めてみると、これがまた面白い。
ポケモンを捕まえて、育てて、対戦する。
小学生の時に味わった興奮を久しぶりに思い出しました。
最初に選んだ御三家ではなく、道の途中で捕まえたLv.21のディグダがパーティのエースになってチャンピオンへの道を突き進んでいくわけです。
ポケモン面白えええ!!!
満員電車で通勤し、朝から夜まで忙しく働く毎日を送っていた僕にはポケモンは少し刺激が強すぎたのかもしれません。
2023年1-3月:ゲーム三昧の日々
そんなわけでポケモンにどハマりした僕は、家に帰ってもポケモン漬けの毎日を送ることになります。
僕自身はSwitchを持っていなかったので、弟に買ったけどすでに使わなくなっていたSwitch Liteを持ってきてポケモンをやっていました。
ストーリーをクリアするのはもちろんのこと、ポケモンを全種類集めるために仕事で忙しい弟に無理やりストーリーをクリアさせ、バージョン限定のポケモンを集めさせたり、色違いのポケモンを何時間もかけて探したり、とにかく仕事以外の時間はポケモンをやっていました。
今振り返ると時間の無駄遣い感が半端ないのですが、当時はとにかく夢中になっていたので、他のことをやろうと思いませんでした。
運動もしないし、通勤時間もポケモンの攻略サイトを見て次何をやろうか考えているし、頭の中はポケモンでいっぱいでした。
唯一良かったのは、通信対戦にハマらなかったことですね。
ポケモンのレベル上げをしたり、色違いを捕まえることに夢中になっただけで、対戦まではやろうとはしませんでした。
ポケモンに対して本気で向き合うならともかく、カジュアルにポケモンを遊んでいる人が通信対戦にのめりこむと膨大な時間が無駄になることがわかるくらいの理性は保っていたようです。
優に200時間以上はポケモンをやっていたことになります。
ポケモンに飽きてからも他のゲームに手を出したりして、とにかくゲーム三昧の日々を送っていました。
2023年4月:このままでいいのかと思い、留学準備を始める
ゲーム三昧の日々を送りながらも、留学のことを全く考えていなかったかというとそういうわけではありません。
むしろ、事務所の先輩はみんな留学か海外出向に行っていたので、いつかは準備を始めなければいけないという意識は常に持っていました。
でも、準備が大変なのも知っていたのでやる気が起きなかったんですよね。
ゲームばかりしている俺、超だせえ、、、
そう思いながらも、何に対してもやる気が起きず惰性でゲームを続けていました。
まずは英語、話はそれから
僕は海外出向ではなく留学に行きたいと思っていたので、留学に行くためにはまず英語の点数を取る必要があります。
海外出向の場合は行きたくても引受先の都合に左右されますが、留学の場合は自分の準備さえできればすぐに行くことができます。
いいロースクールに行きたいと思ったら、ある程度高い点数を取らなければいけません。
僕は、英語のテストを受けることで、自分に英語の実力がないことが判明してしまうのが怖くて、なかなか一歩を踏み出せませんでした。
先輩たちは大体TOEFLで100点くらいとっているけど、自分は60点くらいしか取れなかったらどうしよう。。。
自分の実力を知るのが怖くて、留学準備から目を遠ざけていました。
なぜ僕が留学に踏み出せたか
そんな僕が留学準備に踏み出せた大きな理由は年齢にありました。
5月に29歳の誕生日を控えていたのですが、29歳ということはあと1年で20代が終わってしまうということです。
20代の最後の1年間、このままで終わっていいのだろうか、、、
悶々とする気持ちは日に日に大きくなっていきました。
もう一つの理由
もう一つ留学準備に踏み出せた要因があるとすれば、それは第一子の誕生です。
妻はすでに妊娠しており、6月末に第一子が誕生するということになっていました。
お腹も大きくなり、時折赤ちゃんがお腹の中で動くのがわかります。
妻は、初めての出産に対し不安を抱いている。
それでも、不安を外に出さず家事と仕事を頑張っている。
自分は、留学から逃げ続けるばかりでいいのだろうか。
6月には、初めて子供が生まれる。
それは自分が父親になるということ。
挑戦から逃げ、ゲームばかりしている父親のもとに生まれたと知ったら、子供はどう思うだろう。。
今年で20代が終わり、30歳になる。
20代最後の1年間、自分は何をすべきだろうか。
悔いのない20代だったと胸を張って言えるだろうか。
このままではいけない。
変わらなければいけない。
自分の中で何かが変わりました。
留学に行けば、何かが変わるかもしれない。
言い訳ばかりしていた自分を脱し、変わろうと決意しました。
2023年4月末:初めてのテストを受ける
そして、僕は初回のテストを受けることになります。
とにかく受けてみないと何が足りないかもわからないということで、まずはテストを受けてみることにしました。
2つのテスト
英語のテストといえば、TOEFLとIELTSがあります。
アメリカの大学院を目指すならTOEFL、イギリスの大学院を目指すならIELTSというのが大雑把な分け方です。
僕の事務所がイギリス系の事務所ということもあり、イギリスの大学院に行こうと思ってIELTSを受けることにしました。
TOEFLとIELTSは、名前は違えど問われることは同じで、読み・書き・話す・聞くの4技能が問われます。
大きな違いといえば、TOEFLはパソコンに向かって話すのに対し、IELTSは面接官と会話してスピーキング能力が問われるということです。
初めての試験、絶望を味わう
そうして初めての試験を受けたのですが、これはもう絶望でした。
とにかく、全然英語できないじゃんと思ったのが感想です。
リスニングとリーディングはまだ希望があるけれど、ライティングとスピーキングが絶望的にできない。
スピーキングは、2分間面接官に向かってあるトピックについて話すという問題があるのですが、話している間に2分が経ち試験官に途中で止められた時、「やばい、話をまとめられなかった」と思って頭が真っ白になり、その後まともに頭が回りませんでした。
ちなみに、試験官は2分間で話をまとめられるかをみているのではなく、発音や語彙、文法といった純粋な英語力を見ています。
そのため、途中で話を遮られたとしても2分間話し続けることができればそれで十分であり、パニックになる必要はありません。
しかし、いかんせん何も対策せずに試験を受けたため、そのようなことに思いが至らず、ただただパニックになって終了しました。
試験の成績は各パート0点から9点の範囲で0.5点刻みで点数が出され、それらを踏まえて合計の成績が出されることになります。
僕の感触では、リスニングとリーディングが6点、スピーキングとライティングが4点取れてばいいくらいで、Overallは5点くらいだろうという感じでした。
いい大学院に行こうと思ったら最低でも6.5、欲を言えば7.5までとっておきたいところです。
なんで、俺は努力してこなかったんだろう。。。
このままでは先輩たちと同じような大学院に行けるわけがないと絶望していました。
2023年5-8月:IELTSを受験し続ける日々
僕にとって幸運だったのが、最初の試験の結果が思ったより悪くなかったことです。
想定ではOverall 5.0くらいだと思っていた最初の試験は、蓋を開けてみればOverall 6.5 (S: 5.5, L: 7.0, R: 7.5, W: 5.5)でした。
これなら、なんとかなるのではないか。
出願が始まるのは9月頃からでしたので、4、5ヶ月あればなんとかなるのではないかと希望が湧いてきました。
IELTSの対策を本格的に始める
IELTSの得点については、OA7.5かつ全セクション7.0以上を目標にしました。
この点数を取れていれば、イギリスではオックスフォードやケンブリッジをはじめとする有名大学院の基準を全てクリアすることができますし、アメリカの大学院で最も厳しい基準を設けているシカゴ大学の基準をクリアしているからです(TOEFLの結果のみ受け付けている大学院を除く)。
留学準備に向けて希望が持てた僕は、IELTSの対策を本格的に始めることにしました。
IELTSの勉強方法としては、予備校に通うか独学で頑張るかの主に2択となります。
予備校のカリキュラムも魅力的でしたが、いかんせんお金がかかるということでまずは独学で頑張ることにしました。
ネットで情報を調べて、勉強方法を模索していった感じです。
IELTSの勉強方法については、下記記事で紹介しているのでご覧ください。
2回目の試験で成績アップ!
そんなこんなで試行錯誤しながら勉強しつつ、また仕事に追われる中で5月6月はあっという間に過ぎてしまいました。
今思えば、勉強しながらでもテストを受けておけばよかったと思います。
本番で失敗して反省することが一番の近道ですし、長い時間試験を受けないと試験感覚を失ってしまうので勉強を継続しつつ定期的に試験を受けることをおすすめします。
そして、6月末に試験を受けた結果、Overall 7.0を取ることができました。
順調に成績が上がり嬉しかったのを覚えています。
出産を間近に控えていた妻にもいい報告となりました。
試験を受け続ける日々
この調子でいけば目標まですぐだろうと思い、ここからは試験をたくさん受ける戦略に切り替えました。
結果が出るまで毎週試験を受け続ける日々を送りました。
しかし、なかなか結果が出ず、最終的に13回も試験を受けることになりました。
私の得点推移については下記記事をご覧ください。
最終的には4日連続、1週間で5回もテストを受けることになりました。
ここで目標を達成できなければまずい、、!!
背水の陣で試験に臨んでいました。
その結果、首の皮一枚つながる形で目標を達成することができました。
4日間試験を受けることができたのは、育児休暇という形で事務所から休みをもらえたからです。
その間育児を全くせず、試験を受けることを許してくれた妻に感謝です。
僕の場合、3ヶ月ほどの期間でOA7.5を達成したことになります。
短期間でスコアを上げる方法については、下記記事も参考になります。
2023年9-12月:出願書類を揃え、いざ出願!
とにもかくにも、IELTSの目標を達成することができ、留学の最大の難関を越えることができました。
すでに事務所から留学の許可はもらっていたので、あとは残りの書類を揃えるだけとなります。
揃えるべき書類としては、Personal Statementと推薦状になります。
Personal Statementについては、実際のところそれほど大変ではありませんでした。
留学した事務所の先輩たちの先例がたくさん残っていたので、それを自分なりにアレンジして、作成することでなんとかなりました。
推薦状の準備でパニック!
大変だったのは、推薦状です。
推薦状は、結果的に事務所の上司、大学でのゼミの指導教官、司法修習時代の指導教官に書いてもらいました。
事務所の上司の推薦状は自分で用意してもらって、上司に微修正してもらう程度ですむのですが、教授と指導教官のものが大変です。
特に、僕は大学教授の推薦状は非常に苦労しました。
ゼミ以来教授と連絡取ってないし、連絡先なんて知らねえよ。。。
年次総会の連絡とかはもらっていたし、出席だけはしとけばよかった。
後悔しても後の祭りです。
最近はプライバシーの問題もあり、大学の教務課も連絡先を教えてくれません。
仕事での出向先でお世話になった方がたまたまその教授の連絡先を知っていて、そのおかげでなんとか連絡を取ることができました。
その時のエピソードはこちら。
中身のわからない推薦状
大学教授や指導教官の推薦状も自分で用意してから内容を見てもらうことが多いのですが、僕の場合は教授が自分で推薦状を書くというスタイルをとっていました。
そのため、僕は推薦状の内容を見ていません。
どんなことが書いてあるのかは分かりませんが、複数の大学院に合格することができたので少なくとも悪いことは書いてないのだろうと思っています。
そんなこんなで出願書類を揃え、10月末から出願を始めました。
全部で11校に出願し、7校から合格をもらうことができました。
出願先と結果については、下記記事に詳しく書いています。
2024年1-3月:合否の通知に一喜一憂する日々
早い大学院は11月末に結果をくれましたが、多くの大学は年が明けてから結果通知が来ました。
この時期は、いつ結果が来るのだろうとそわそわしながら生活していました。
特に第一志望だったケンブリッジ大学、アメリカで行きたいと思っていたシカゴ大学からの合格通知を心待ちにしていました。
ちなみに、アメリカの大学院にも出願したのは、イギリスのビザ制度変更が理由です。
留学には当然家族といくつもりでしたが、なんとイギリスでは2024年から学生ビザでは家族帯同ができなくなるということで、それではイギリスに行くことはできないと急遽アメリカの大学院も検討することにしました。
アメリカではハーバードやスタンフォードといった一部の大学院を除き、IELTSの結果でも出願できるので、その点は助かりました。
年明けの結果通知は好調で、特にNYU、UPenn、シカゴ大学から合格通知をもらった時は非常に嬉しかったです。
あれ、俺って案外いけるんじゃね?
ちょっと調子に乗った時期もありました。
しかし、コロンビア大学とケンブリッジ大学にはしっかり落とされました。
正直悔しい。。。
頑張ったのに!ちょっと期待したりもしたのに!
現実はそう甘くはないですね。
ちなみに落とされた理由は全て大学の成績が低いからです。
いくら他の書類が良くても、大学の成績が悪いとかなり厳しいです。
ただ、アメリカの大学院は、ハーバードやスタンフォードなど一部の大学を除き、英語の要件さえ満たせば結構合格できます。
これはアメリカの大学院のいいところですね。
まあ、僕の場合は英語の点数も飛び抜けていいわけではないですし、成績の悪さを覆すだけの事情はありませんでしたね。
いい大学院に行きたいと思ったら、大学のうちから頑張る必要があるということです。
シカゴ大学に進学することを決定
しかし、アメリカでの第一希望であったシカゴ大学から合格通知をもらったことで、シカゴ大学に進学することを決めました。
シカゴは金融の中心地であり、シカゴ大学も経済学が非常に有名ということで、個人的にはシカゴに非常に興味を持っていました。
全米有数のロースクールであり、規模もそれほど大きくないというのがシカゴを選んだ理由でもあります。
2024年4-6月:仕事を引き継ぎつつ、出国準備をする
留学先が決まったあとは、出国の準備をしました。
出国のための準備は、出願と同じくらい大変です。
ビザの取得、家探し、引越しの準備、NY Barの書類集めなどやらなければいけないことがたくさんあります。
ビザ手続き
一番やらないといけないのはビザの手続きです。
これが非常に大変です。
僕の場合はさらに大変で、シカゴ大学に加え、デューク大学のサマースクールに通うことにしたので、2種類のビザを取る必要がありました。
シカゴ大学のために学生ビザであるF-1ビザ、デュークのサマースクールのためにJ-1ビザをそれぞれ取りました。
基本的にはサマースクールに通う場合でもF-1ビザだけを取得すれば足りるのですが、デュークの場合は例外でJ-1ビザを取らなければいけませんでした。
おかげでサマースクールが終わったあとビザ切り替えのために一時帰国しなければならず、金銭的にも身体的にも結構な負担になりました。
家探し
家探しも大変です。
アメリカやイギリスは生活コストが高く、いい生活をしようとするとそれなりにいいマンションに住まなければなりません。
入居の際には審査があり、一般的には家賃の40倍の年収があることが必要になります。
これは結構ハードルが高く、僕は年収要件を満たせなかったのですが、保証会社にお金を払うことでなんとか入居を決めることができました。
不動産会社とのやり取りは時間がかかる上、保証会社に1ヶ月の家賃に相当する金額を追加で払わなければならず、これも結構ストレスです。
NY Barの書類集め
さらに、NY Barを受ける場合には事前に試験委員会に書類を送らなければいけません。
受験者がアメリカの教育に相当する教育を受けているかを評価するForeign Evaluationという手続きがあるために、大学やロースクール、司法修習の卒業証書や成績書類を集め、アメリカに送らなければなりません。
これも時間がかかるので、めんどくさいです。
そのほかにも引越しの準備をしたり、学校が始まるまでの旅行の予定を立てたりなど、考えることがいろいろあります。
当然、お金も飛ぶようになくなります。
出国準備のいいところ
ただ、出国準備のいいところはすでに留学先が決まっているので前向きな気持ちで取り組めるところですね。
出願手続きの時はそもそも合格できるかもわからないので不安だらけですが、留学先が決まってしまえばあとは日本を出る準備をするだけということになります。
時間がかかりますが、いよいよ留学ができるというワクワクした気持ちで準備をすることができます。
出国準備もいろいろ大変でしたが、それと同時に職場での引き継ぎを終え、7月から留学休暇に入りました。
2024年7月:デューク大学のサマースクール
7月、いよいよ日本を飛び出し、アメリカ生活が始まりました。
まずは、デューク大学のサマースクールです。
サマースクールで何をやったかは、メルマガで詳しく紹介しています。
興味のある方はぜひ下記記事から登録していただければと思います。
サマースクールは成績を気にする必要がないので、非常に楽です。
友達を作り、適度に授業を受けながら純粋にアメリカ生活を楽しむことができます。
僕は、妻の友達がノースカロライナにおり、そこに1ヶ月住まわせてもらったのですが、友人に色々な場所に連れて行ってもらい非常に楽しい思い出ができました。
サマースクールはいろいろな大学でやっているので、進学先とは違う大学に行ってみることをお勧めします。
2つの大学を楽しめるので、それぞれ違った思い出ができます。
サマースクールの定番はジョージタウン大学やUC Davisといったところでしょうか。
シカゴ大学の同級生ではイェール大学のサマースクールに行っていた人もいます。
2024年9月:ついにシカゴ大学のカリキュラムがスタート!
デューク大学のサマースクールが終わったあとは、ビザ切り替えのため一時帰国。
短期間でビザを切り替えるのはあまり例がないことらしく、無事にビザを出してくれるのか不安な日々を過ごしました。
なんとかビザをもらうことができ、シカゴにやってきました。
シカゴ大学には、20以上の国から総勢80名以上が集まってきています。
全員英語ペラペラで頭が切れる、秀才だらけです。
同級生と会話するたびに学びがあり、刺激的な日々を送っています。
せっかく手に入れたチャンス。
無駄にはしたくないと、勉強を頑張っています。
ちなみに英語はめちゃくちゃ苦労しています。
NY Barに必要なMPRE(倫理試験)も合格しました。
終わりに
いかがだったでしょうか。
2023年が始まった時はゲームばかりしていた無気力人間が、1年半後にはアメリカにわたり、優秀な学生に囲まれながら切磋琢磨しています。
振り返ってみると、我ながらすごい変化だなと思います。
別にすごいことをやったとは思いません。
英語の勉強は苦労したし、行きたい大学にも落ちたし、留学してからも英語で四苦八苦しています。
ただ、目標もなく、ダラダラとゲームばかりしていた人間でも、一念発起すれば1年で海外留学できるんだよということを知ってもらえたらなと思います。
これを読んでくださっている方にも、人生に退屈している人、目標がない人、このままの人生でいいのだろうかと悩みを抱えている人がいるんじゃないかと思います。
そういう方にとって、留学は人生を変える絶好のきっかけになるのではないかと思っています。
留学は簡単ではない、けれども
留学に行くのは簡単なことではありません。
本当に留学できるのか常に不安ですし、不合格通知をもらった時は落ち込みますし、留学にいくのはお金がかかります。
ただ、それを乗り越えた先には素晴らしい経験が待っています。
仕事のストレスから解放され、好きなことを勉強することができ、新たな仲間と出会うことができる。
帰国後のステップアップにつながることはもちろんですが、人生経験としてもかけがえのないものになります。
きっかけは人それぞれ
自分を変えるためには勇気が必要かもしれません。
僕の場合は、29歳という年齢、第一子の誕生を控えていることがそのきっかけでした。
きっかけはなんでもいいと思います。
英語ができないから、お金がないから、学校の成績が良くないから。俺には無理だ。
いろいろ不安要素はあると思います。
しかし、大事なことは今の状態ではなく、どのような方向に向かって努力しているかということです。
自分で限界を決めてしまったら、そこで終わりです。
大事なのは努力の方向性であり、一度方向を定めてしまえば程度の差はあれ、確実に目標に近づくことができます。
僕の経験は必ずしも模範的なものではないですが、留学を志す人の背中を少しても押すことができたら、これ以上の幸せはありません。
多くの方が留学をして人生を変えてくれることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!
プロフィール
Ryo
こんにちは、Ryoといいます。 このブログは留学記です。 このブログのテーマは、『日本にいたらできないようなチャレンジをする』こと。 留学で経験したこと、考えたこと、感じたことをレポートします。 このブログの目的は3つあります。 人脈を増やすこと 学んだことをアウトプットすること ブログを継続すること このブログが少しでも皆様の役に立ってくれたら幸いです。