- 2024年3月16日
前回の記事で「貯金はするな」と書いたので、ブログを書いている当人が実践しないと意味がないと、このところ湯水のようにお金を使いまくったせいで、クレジットカードの残高が大変なことになっている。
最近気になった人がいたら、その人のWikiなりを見て生い立ちを調べるということをやっているのだが、たまたま立花孝志さんのWikiを見たところ、立花さんの座右の銘は「金と知恵は使えば使うほど増える」「金と女と票は追えば追うほど逃げる」と書いてあった。
金は使えば使うほど増えるそうなので、安心して使っていきたい。
確定申告と併せて、3月はかなりの額がもっていかれそうだが。
立花さんの座右の銘に関して、「票は追えば追うほど逃げる」というのを見て2022年の末に父親の選挙があった時は大変だったことを思い出した。
大学生を卒業した直後、とある村に3ヶ月ほど職員として働いたことがあったのだが、その時のつながりをフルに活かして、父に票を入れてくれるようお願いして回った。
実際に父に票を投じてくれた人も多かったので、村で一緒に生活したことが功を奏したのだと思いつつも、このようなお願いをさせてもらった以上、その後も信頼を得るために定期的に関係を持ち続けることが大事だと感じてさせてくれたいい経験だった。
何を学ぶかではなく、何をすべきか
このブログを書き始めてからというもの、岩瀬さんの『ハーバードMBA留学記』を毎日読んでいる。
「本書を通じてみなさんに擬似留学の体験をしてもらうことが、本書のゴールの一つである」と書かれている通り、『ハーバードMBA留学記』を読むことで、岩瀬さんの学んだことや考えたこと、感じたことがイキイキと伝わってくる。
自分も岩瀬さんのように、これから留学をする人たちに擬似留学を体験してもらえるようなブログを書いていきたいと強く思う。
『ハーバードMBA留学記』では、HBSに行ったメリットとして、「自分がどういうビジネスパーソンでありたいか、どんな人生を送りたいか、絶えず自身に問いかける、内省を迫られた。」と書いている。
僕も留学に行くにあたり、自分は留学に行って何をしたいのか、何をすべきなのか、絶えずそればかり考えている。
『ハーバードMBA留学記』はまさにそれを考えさせてくれる素材で、留学で「何を学ぶか」ということだけでなく、「何をすべきか」ということを教えてくれる。
ただ行くだけでは意味がないということを気づかせてくれる本だ。
今日もこの本がきっかけとなって、留学というものをどのように考えるべきか自分の考えを改めることができたので、この記事を書くことにした。
小野崎康平さんのハーバード留学
岩瀬さんがHBSに留学中、小野崎康平さんという方とランチをしたということが書いてあった。
小野崎さんは、ジョンソン&ジョンソンで勤務されたのち、ハーバード・スクール・オブ・パブリック・ヘルス(HSPH)に留学しており、そこで岩瀬さんと知り合ったそう。
小野崎さんも帰国後、いろいろなことにチャレンジしているのだろうと思いネットを調べたところ、やはりたくさんの情報が出てきた。
帰国後は2007年に日本医療政策機構に参画し、その後2014年から理事をされている。
厚労省の政策立案にも関与しており、幅広く活動されている。
小野崎さんの情報を調べる中で、一際目を引いた記事が以下の記事。
https://hrc-gh.ncgm.go.jp/job-global/role_model/file17
ハーバード留学当時のことが書かれている。
医療安全や組織改革の研究が最先端だったということでHSPHへの留学を志し、受験勉強や資金確保に7年をかけ、ハーバードで学んだそう。
受験勉強中のエピソードも上記の記事に書いてあるが、相当の覚悟を持ってこれだけの努力をされたのだと思う。
その記事に書いてあったのが、小野崎さんの印象に残っている2人の留学生。
一人は、アフガニスタンからの留学生で、卒業後は首相になるという意気込みで勉強し、実際に保健大臣、アフガニスタン国連大使となったそう。
もう一人はタイからの留学生。タイの主要産業である農業を立て直すために、ハーバードで学んでいたそう。
小野崎さんは、彼らのような必死で勉強している大学生を見て、以下のように感じたと書いている。
途上国からハーバードに留学する人は小学校からずっと首席、GRE、TOEFLは全部満点で当たり前というような、国を代表するエリートしか来ていません。そういう人が、国を背負ってやってきて死ぬ思いで勉強している。自分の動機といえば、所詮キャリアアップ程度のこと。「自分はいったい何をやっているんだ。」と恥ずかしくなりました。自分さえよければいいのではなく、もっと社会のため、パブリックなことに時間を費やさないといけないと思うようになりました。
https://hrc-gh.ncgm.go.jp/job-global/role_model/file17
これはまさしく今の自分にも当てはまることだ。
留学に行くならばリスクを取るべし
弁護士がLLMに留学する場合、多くの人は留学後のキャリアアップを目標にしている。
転職したり、事務所でパートナーを目指したりなど目的は様々だが、国を背負うというよりは個人のキャリアアップという目的を持っている人が圧倒的に多いと感じている。
もともと官僚を目指して勉強していたが、官僚の激務とそれに対する給料の割に合わなさを理由に弁護士を目指した僕にとっては、胸に刺さるエピソードだ。
結婚し、子供を持つようになって、学生の頃に抱いていたような志を忘れ、守りに入っているのではないかと危機感を最近感じるようになった。
家庭のことを考えリスクを取ってはいけないと思いつつも、やはり大きなことを成し遂げようと思ったらそれなりにリスクを取らないといけない。
むしろ大学卒業後は会社員というようなありふれたキャリアを進まず、自由に生きている友人の方が充実した人生を送っているように見え、リスクを取った方が得をするのではないかと思うようにもなった。
立花さんの座右の銘にもあるとおり、金と知恵は使えば使うほど増えるということだが、これはそれだけリスクを取ったということの証なのではないかということも感じる。
貯金をするだけでは、家族のためになるかもしれないが、世のため人のためには必ずしもなっていないのだ。
家庭のことを省みるのは大事なことだが、それだけでは大きなことは成し遂げられないと思えるようになった。
これは逆に家庭を持ったからこそ気づけたことでもあると思う。
じゃあ、ここまで書いて自分は将来何をしたいのか。
それはまだわかっていない。
今いる事務所はとても刺激的でいいところだと思っているし、留学されたいろんな方の活躍を見ていると、自分にも同じように新たなチャレンジが待っているのではないかとも思える。
留学での内省を通して、自分のキャリアを決めていくことになるのだろうが、その際には小野崎さんが見た留学生のような大きな志を忘れないようにしたい。
留学は、国・事務所・家族いろいろな人たちの支えや期待があって実現したものだ。
だからこそ、その恩返しができるような人間になりたい。
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プロフィール
Ryo
こんにちは、Ryoといいます。 このブログは留学記です。 このブログのテーマは、『日本にいたらできないようなチャレンジをする』こと。 留学で経験したこと、考えたこと、感じたことをレポートします。 このブログの目的は3つあります。 人脈を増やすこと 学んだことをアウトプットすること ブログを継続すること このブログが少しでも皆様の役に立ってくれたら幸いです。