- 2024年7月31日
3連休のうち2日を使って、高校時代の友人と箱根旅行に行ってきた。
2024年に入って最も充実していた2日間だったと思うので、記録に残しておこうと思う。
事前準備ー無限レモンサワー編
きっかけは、1月31日の飲み会だった。
高校時代、部活で切磋琢磨し合った友人たちで定期的に会っていたつもりだったが、やりとりを遡ってみると最後に会ってからもう1年経つではないか。
それではまずいということで、急遽集まろうとみんなに声をかけた。
集まったのは、八重洲にある居酒屋。
無限に出てくるレモンサワーを飲みながら、近況を語り合った。
上場企業に勤める者、ベンチャーで挑戦する者、やっていることはみんな違って刺激になる。
せっかく会ったし、2月は休みも多いということでどこかに行こうという話になった。
僕は、昨年の末にまた別の友人と箱根に行っていたので、箱根なら楽しい旅行ができるのではないかというイメージがあった。
Airbnbを探してみると、露天風呂がついている一軒家をリーズナブルな値段で泊まれたりする。
そんなこんなで、箱根行きが決まった。
箱根旅行ー1日目
朝は9時に出発。
千葉に住んでいる友人が車を出してくれるので、それに乗って出発。
他のメンバーを順々に拾ってから、箱根へ向かう。
前日は事務所の人たちと飲み会で、ロンドンのオフィスに戻る同僚とシンガポールオフィスに旅立つ同僚の送別会をした。
インド料理を食べながら、シンガポール人、イギリス人と語り合う。
この事務所にいると当たり前なのだが、インターナショナルで楽しい会だった。
相当酒も入っていたのだが、よっぽどこの旅に興奮していたのだろう。
意外にも早く起きることができた。
荷物を整え、いざ出発。
ホテルのチェックインは15時なので、まずはお昼を食べに行くことになった。
車を運転する友人がはまっている乃木坂の曲を聴きながら、湘南海岸を走る。
3連休の初日、考えることは皆同じなのかかなり道が混んでいた。
行く先々で渋滞に遭い、なかなか前に進まない。
お昼処である小田原漁港のとと丸食堂に着いたのは、13時半。
予定を大幅に過ぎている。
この時間帯でも、お店は超満員。
新鮮な魚介を求め、多くの人が列をなしている。
ここで食べたのは、この店で一番高い、伊勢海老一頭を丸ごと使った贅沢丼。
せっかくここまで来たので、新鮮な魚介を食べたい。
伊勢海老だけかと思ったら、いくら、ウニ、マグロ、鯛が贅沢に並べられている。
ご飯の量もかなり多く、満足度は非常に高かった。
ここから先の旅で非常に重宝したのが、Vlogカメラ。
留学に行くからという理由で買ったカメラだが、外に出かけるたびに持ち出していて、ふとした瞬間を記録に残しておくことができる。
たわいもない会話で特に撮れ高はないのだが、10年後20年後に振り返って良い思い出になるだろう。
そう思って、事あるごとにカメラを回していた。
この日は天気が悪く、箱根の上は雪だろうということで、友人の車は小田原に置いて行くことになった。
小田原駅の近くにある住職の駐車場に車を停め、電車で箱根に向かうことに。
ここで最後の友人と合流し、5人で箱根の山に向かうことになった。
小田原の駅ビルで夜ご飯の買い出しをして、箱根登山鉄道へ。
箱根で乗り換え、強羅へ向かう。
箱根湯本から乗り換えた先は、もうあたり一面雪景色。
車できたらどうなっていたことか。小田原で車を置いてきたのは正解だった。
と言いつつ、強羅駅からホテルまでは結構距離があるので、やはり車がないときつい。
そこで、強羅駅からTimes Carを使って車を手に入れ、ホテルを目指す。
かなり雪が積もっていたので滑らないように恐る恐るホテルへ向かった。
泊まったのは、強羅駅から10分ほどの距離にある貸切住宅。
和の雰囲気とモダンな感じが絶妙に融合したインテリアで、露天風呂がついているのが最大のポイント。
窓から見える雪景色も綺麗で、一同テンション爆あがり。
夜ご飯は、テイクアウトしたピザと駅ビルで買った肉を焼いて作った肉野菜炒め。
ホットプレートがあると焼肉ができたのだが、そこまではできなかったのでフライパンを作って買ってきた肉を炒める。
肉野菜炒めにするには贅沢な肉だったので、これがまた美味しかった。
買ってきたワインを食べながら、マルゲリータ、ジェノベーゼ、クアトロフォルマッジをいただく贅沢な時間。
ご飯を食べた後は、温泉に浸かりリフレッシュ。
裸同士で話し合う時間は、実は一番深く話せる時間だったりする。
高校時代の合宿を思い出して、なんか懐かしくなった。
カタンというゲームを通じて考えたこと
お風呂を出た後は、友人たちとカタンをやることに。
ボードゲームは昔からかなり好きで色々やっていたのだが、カタンをやったのは司法修習以来なので、ルールも忘れていた。
久しぶりにやってみるとやはり楽しいが、それ以上に自分に対する気づきが色々とあったので書いておく。
コミュニケーションの不足
まず、自分の弱点として思ったのが、コミュニケーションが不足していたこと。
カタンは交渉という要素があるので、プレイヤー同士のインテラクションがあるし、それ以上に誰がどういう戦略をしているかをみんなで推測しながら妨害しつつ勝利を目指していくので必然的にコミュニケーションが生まれる。
しかし、僕は自分のことばかり考えていて、コミュニケーションがかなり少なかった。
要は全然しゃべっていないということだ。
自分の考えていることを喋りみんなに共有するというのはこのゲームにおいてかなり大事だと思っていて、それによってイニシアチブを取れたり、交渉を有利に進められたりする。
場全体の雰囲気を作り、自分に有利にゲームを進めていくという意味において、しゃべるということはすごく重要だと思う。
一種の根回しのようなものだ。
ゲーム中ほとんど喋らず、交渉の時だけ相手と関わろうとすると、自分の利益のことだけ考えているように写ってしまう。
周りにそう思われてしまうと協力が得られなくなるので、それ以外の部分でも積極的に周りと関わって、事前に協力関係を気づくことが大事だと感じた。
交渉の軽視
コミュニケーション不足と被る部分もあるのだが、交渉という要素を軽視していた。
カタンにおいて勝敗を決めるのは、初期配置、交渉、資源管理そしてダイスの運になってくる。
ダイスの目は運に左右されるので、実力が出てくるのは初期配置、交渉、そして資源管理ということになる。
初期配置は、ゲーム開始の時点で既に終わっているので、ゲームが始まったら交渉と資源管理が勝負を分ける鍵になる。
それにもかかわらず、僕は交渉をかなり軽視していたと思う。
何よりも、ゲームを決める要素を早めに見極め、そこにどう注力するかという分析が欠けていた。
戦略性の欠如
初期配置においても、自分の戦略性のなさが表れていた。
このゲームは10点を取るのが目標なので、ゴールから逆算して戦略を練っていかなければならない。
最長交易路を取るのか、最大騎士力を取るのか。
木材とレンガでいくのか、麦と石材中心でいくのか。
初期配置に失敗してしまうと、その後のゲーム展開がかなり辛いものになってしまう。
僕の場合もそうで、経験が足りないのもがあるが最初の1手、2手くらいしか考えることができず、その後ゲームを進めていく中でどうやって10点に辿り着くか考えあぐねることが多かった。
そうこうしているうちに、他のプレイヤーがいつの間にか10点に上がってしまう。
自分の浅はかさを感じてしまうカタンだった。
これらのことは、カタンというゲームに限らず、ビジネスでも使えることだと思うので、今回得た反省というものをこれからに生かしていこうと思う。
箱根旅行2日目
2日目は、まずは箱根を観光することにした。
前日とは違って晴れていたので、道路もだいぶ運転しやすくなっていた。
まず向かったのは芦ノ湖。
晴れてはいるが、前日の雪が残っているのでいつもと違う景色が見れる。
どう考えても寒いのだが、どうやらスワンボートが運営しているらしいので、乗ってみることにした。
全員陸上部だったので、脚力には自信がある。
最初からフルスロットルで、ガンガン沖へ向かっていった。
最初は運転に苦労して、思いもよらない方向に進んでしまうことがあったのだが、段々と慣れてきてかなり自由に運転できるようになった。
2隻のボートで競争し、雪景色を撮影しながら芦ノ湖を楽しんだ。
それからお昼ご飯の時間。
この日のお昼は、肉のひつまぶし。
国産牛のステーキが贅沢に載っていて、特製のタレをかけながらいただく。
肉の焼き加減が絶妙で、あっという間に食べてしまった。
ご飯は少し残しておいて、後から来る出汁をかけてお茶漬けにする。
その後は、富士山が見える富士見カフェに行ってスイーツを食べる。
僕が頼んだのは、抹茶香るバスクチーズケーキ。
富士山もしっかり見えてこちらも大満足。
ここでレンタカーを返し、箱根を下山。
晴れていたせいか登山客が多く、箱根登山鉄道も大混雑。
なんとか小田原まで辿り着き、車に戻ってきた。
そこから、友人のリクエストで一夜城へ。
先々週も来たという彼だが、駐車場に着くなり城跡には見向きもせずシュークリーム屋さんへ。
どうやらこれが目当てだったらしい。
シュークリームを食べながら、これからのプランを考える。
一人はここで解散ということだったのだが、他のメンバーは時間があったので夜ご飯をどうするか考えることに。
迷った結果、さわやかにハンバーグを食べに行こうということになった。
その時点で店舗の待ち時間を見てみると、360分待ちということになっていたのだが、とりあえず行ってみて考えようということで静岡へ向かうことにした。
真鶴駅で友人を降ろし、山を越えて沼津へ向かう。
さわやかに着いて、予約票を発券すると70分待ち。そんなに長くない。
イオンのゲーセンで時間を潰し、ハンバーグにありついた。
さわやかのハンバーグはオニオンソースが絶品で、非常に美味しい。
僕は宮崎にある平家の郷というハンバーグ屋さんが好きなのだが、それと双璧をなす美味しさ。
さわやかはオニオンとかデミグラスソースで食べるが、平家の郷はおろしポン酢で食べる店なので、食べた感じは全然違う。
平家の郷はあまり知っている人がいないので、宮崎に行ったらぜひ行ってみてほしいと思う。
旅を振り返って
振り返ると、
1日目:
- 海鮮丼
- ピザ
- 厳選露天風呂
- カタン
2日目:
- 芦ノ湖散策
- 肉のひつまぶし
- 富士見カフェでスイーツ
- 一夜城でシュークリーム
- さわやかでハンバーグ
とかなり充実した時間を過ごせた。
今年で30歳になるメンバーなので、20代のうちにいい経験ができたと思う。
これも高校の3年間同じ部活で頑張ったこその友情であって、卒業してから10年以上経ってもこれだけ仲良くできるメンバーは他にいない。
僕はあまり部活動というものに肯定的な意見を持っていないのだが、部活の3年間がなければここまで仲良くなれる友達には出会えなかっただろうと思う。
ちなみに、僕が自分の子供にやって欲しくないと思うことは、部活と(日本の大学進学に向けた)受験勉強。
これは自分自身の反省からも来ているのだが、社会に出てからあまりにも役に立っていないと感じている。
逆に、僕が子供に唯一望むことは海外の大学に進学することで、それがあればあとは自由にやってもらって構わないと思っている。
部活と受験勉強は悪いものだと思わないのだが、それらを卒業後社会人となって生かすには相当の努力と知恵が必要になってくる。
それを僕が子供に伝えられたらと思うのだが、その頃には子供もはっきりとした考えを持っているし、なかなか難しいものがあると思う。
そのような深い努力をするよりも、海外の大学に行って英語圏の文化を学び、コミュニケーションが取れるようになった方が、社会に出てからよっぽど役に立つ現実が存在していると思う。
要は英語が喋れるという事実のアドバンテージがデカすぎるのだ。
部活や受験勉強をするにしても、それを活用していかに世界に出ていくかという視点がないと、いくら頑張っても後悔することの方が多い気がする。
また、旅の中で友人と話していて思ったのだが、高校の部活の受け止め方が2通りあると感じた。
僕の場合は、部活でこうすればよかった、こうしておくべきだったという反省・後悔があって、それをこれからの自分に生かしていこうとするタイプ。
友人の場合は、部活を通して何が得られたかを考え、それをこれからの自分に生かしていこうとするタイプだった。
友人のような考え方は今の自分にはなかったので、どちらのタイプが良いのかというのは、今はまだわからない。
ただ、新しい考え方を知れたのは自分にとって非常に重要なことで、今の自分に足りていないものだったので、自分も同じように学生時代の経験から学んだことを考え、今の自分に生かしていこうと思う。
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プロフィール
Ryo
こんにちは、Ryoといいます。 このブログは留学記です。 このブログのテーマは、『日本にいたらできないようなチャレンジをする』こと。 留学で経験したこと、考えたこと、感じたことをレポートします。 このブログの目的は3つあります。 人脈を増やすこと 学んだことをアウトプットすること ブログを継続すること このブログが少しでも皆様の役に立ってくれたら幸いです。